隨勝院浄心堂
宗派の垣根を超えて〜極楽浄土を体感できるお寺での葬儀とは
祈りの歴史から生まれる荘厳さ(江戸初期創建・総桜造りの本堂)
隨勝院は浄土宗西方寺の塔頭寺院として正保三年(1646)創建されました。
西方寺が善光寺仮本堂となった時、大勧進の役所が置かれたと伝えられています。
その後長い間地域の人々の祈りの中心となってきた本堂の梁や柱は全て桜の木で造られています。これほど大きく真っ直ぐな桜材は現在では手に入らない、とても貴重な文化財です。
平成九年(1997)国道の拡幅工事により庫裏が取り壊され、西方寺山門南側の善光寺七池の一つ無方池の横に本堂だけが残されていましたが、平成三十年(2018)曳家の技法で本堂をそのまま北側へ移動させ、誰もがこの祈りの場を活用できるように、葬儀も出来る最新設備を備えた浄心堂として改修されました。
(写真は移動前の隨勝院)
本堂で行う葬儀とは〜極楽浄土の来迎を実感する
極楽とは魂が最も安らかとなり心が明瞭となった世界。荘厳なこのお堂で亡き人の為に祈る時、私達は全ての魂が静かに光り輝く様を感じます。
浄心堂での祈りは、生命の流れを知り、佛性(誰もが生まれながらに持つ思いやりなどの宗教心)によって社会を見、心を動かすスタート地点となります。
通常のホールとは異なり、お寺という極楽の荘厳の中での祈りは、亡き人の魂が仏様のお悟りの世界に包まれている安心を実感することが出来ます。
前方上部に描かれた来迎図を眺めながら大切な亡き人を想う時、親兄弟ご伴侶など先立たれた親しい方々が御仏と共にお迎えにみえられ、お浄土で再会されたことを確信するでしょう。
亡き人を送る葬儀とは、単なる慣習的・一時的なセレモニーではなく、魂が生命の根源に出会い深く安心すると同時に未来に向けて覚悟がつく、そんな意識の清浄なる動きを知る特別な時間・空間です。
心の奥で確かに成仏を実感し、送る人も送られる人も共に悲しみや不安が癒され、意識が極楽浄土に触れている確信と、亡き人と共に生きている心強さ、それは死後の世界に繋がるお寺の本堂や御自宅のお仏壇を通してしか感じることの出来ない感覚でしょう。
足の悪い親戚もいるし昔ながらのお寺は不便では、と心配ですか?
隨勝院浄心堂は歴史あるお堂でありながら最新の充実した設備も完備しています。
- 祈りの中心地である善光寺すぐ近く
- 駐車場100台あり
- 全てイス席
- 車イスにも対応したバリアフリー設計
- 多目的トイレ完備
- 冷房・床暖房完備
- 御遺体の御安置可能
- 寺院建築では他に例のない防風雪室を設置
- 長野舞台設計の劇場型の音響設備
- 寺院として特別な調光照明
隋勝院浄心堂所在地:長野県長野市西町1019西方寺門前
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